観光庁の宿泊旅行統計調査で、2019年の宿泊施設の客室稼働率(速報値)は、前年比0.9ポイント増の62.1%となった。地域別では27道府県が前年同月の数値を上回った。
都道府県別で客室稼働率が高い上位5位は、(1)東京都(0.3ポイント減の79.7%)(2)大阪府(0.1ポイント減の79.5%)(3)福岡県(0.9ポイント減の71.3%)(4)千葉県(2.6ポイント増の71.2%)(5)神奈川県(5.1ポイント増の70.7%)。
宿泊施設のタイプ別では、シティホテル0.8ポイント減の79.4%▽ビジネスホテル0.1ポイント減の75.4%▽リゾートホテル0.3ポイント増の58.6%▽旅館0.7ポイント増の39.5%(旅館のうち従業者数10人以上の施設1.0ポイント減の54.1%)▽簡易宿所0.1ポイント減の30.1%。
客室稼働率が80%を超えたのは、シティホテルが東京、千葉、神奈川、京都、大阪、広島、福岡、沖縄の8都府県、ビジネスホテルが東京、神奈川、京都、岡山の4都府県、リゾートホテルが千葉県と大阪府。大阪府のリゾートホテルは91.0%に達した。
旅館の客室稼働率の上位は、(1)神奈川県51.4%(2)北海道50.2%(3)愛媛県49.4%(4)群馬県47.4%(5)香川県47.2%(6)静岡県47.0%(7)石川県、島根県、大分県(同率)46.5%(10)鳥取県45.4%―などだった。